Real Face

ギリギリでいつも生きていたいから

継続

「継続は力なり。」とは本当によく言ったもので、継続していくことは力であるし、力になっていくとも思う。

というか、“継続する”ということにとてつもないエネルギーを必要とすることをみなさんは薄々感じていることだろう(特に、このブログを読んでいるようなみなさんは)。

実際に、僕が継続できたことをこの拙い23年間の中で振り返ってみると、

・中学校の部活(2年半)

・急に習い始めたピアノ(小6から三年間)

メイプルストーリー(小5から大学まで断続的に)

・彼女のメンタルケア

・おじいちゃんとの散歩(4日)

ぐらいしか思いつかない。僕は継続の才能がない。

 

小さい頃から習い事を続けているとか、毎朝早起きするとか。小さいことでも大きいことでも継続できることは大切で、それが「私は継続力があります」というアピールであり証拠であり自信になるし、ルーティンワークになり、自分の生活のリズムとペースをつくっていくことにも繋がる。

自分の生活のリズムを持つことは、概日リズム(体内時計)をもつ生き物である我々人間にとって悪いことであるはずがないし、おおよその人間は朝起きて夜寝るルーティンで生きるように遺伝子に組み込まれているはずである。実際に、自律神経の整調などを促しているとの調査結果が知られているが、まあ、直感的にもそうなんだろう、という気がする。

だけど、継続は難しい。

単純に、苦労することをやりたいと思う人は少数派で、だからみんな、筋トレを2日でやめてしまったりする。

今、人間の進化とはたぶん比べ物にならないくらいの速さで文明が発達してしまって、人間がパソコンに適応する前に社会がパソコンに適応してしまった。だから、残業とか、ネットサーフィンとか、ブログを書くとか、そういう、苦労のない“不自然な”脳の興奮をさせているうちに古来の生活では考えられないような“不自然な”夜更かしが多発していると思う。だから、早寝早起きも難しいものになってしまった。

睡眠欲にスマホ欲が勝っちゃうみたいな。 

 

これは全然関係ない話だけど、概日リズムが思い浮かばなくて概周期関数しか出てこなかった。これは数学を継続して生きてきた弊害かもしれない。

 

というわけで、僕は継続していることもなければ、ルーティンワークも何もない。だから、睡眠リズムもバラバラで日中だるいことが多いし、自律神経も失調していることが多いような感じがする。

そうなると、こうやってまた夜中に物思いに耽って、どんどんどんどん、自分を追い込む悪循環である。

幸か不幸か、この物思いに耽る性格が活かされるような職業も無くはなくて、それは僕の本質的な人生観とも、かなりマッチしているように思う。だからこそ、幸か不幸か、現在のところは前を向いてしまっている。

自分の人生観や将来設計について今回触れることはしないけれど、何も継続せずに自律神経を破壊することで得られた自分の考え方や自分の個性、社会不適合性があると思っているし、また、社会に適合することが幸せじゃないとは思っていないけど、社会に適合しないことも不幸じゃないと思っている。

だから、何も継続せずに社会不適合者の道を進んで行くことを選んでみたいと思うし、一方で、これからも物思いに耽って深夜に悩むことを“継続”して行きたいと思う。

 

毎朝早く起きることなんかを継続していたら、それこそ社会への係属で、僕はそんなの全然つまらないと思う。